4月24日(木)、上海市内にある花園飯店の2階大広間において、華鐘グループによる春季セミナーが開催され、当事務所から岡野副所長が出席した。
毎季恒例のこのセミナーには、上海で活動する日系企業各社や自治体事務所等が参加し、定員500名の会場は満員状態だった。
今回のテーマは、「撤退と拡大の二極化状況の日系企業の課題と諸問題」。中国の経済や経営実務に精通した4名の講師(上海市外国投資促進センターの羅和慶部長、華鐘コンサルタントグループの古林恒雄董事長、同顧中鈺副総経理と能瀬徹副総経理)による講演が行われた。
内容は、マクロ面から見た中国経済の予測や、上海自由貿易試験区の進展および日系企業の撤退?労務問題等の事例報告など。その中でも「新政権下で中国のマクロ経済は安定して発展すると予測する一方、冷え込んだ日中関係については、民間の交流が大切」ということを強調されていた。
当事務所としては、今後とも現地での有益な情報収集に努め、既に進出している県内企業および新たに進出を検討している県内企業への側面支援を進めたい。