6月1日(日)、上海市の長寧民俗文化センターにおいて、上海日本研究交流センター及び上海市民俗文化学会が主催する端午節文化体験イベントが行われ、当事務所から宮崎所長が参加した。
当日は、中国人の親子連れのほか、上海市に事務所を置く日本の自治体が参加するなど、300名以上が集まる賑やかなイベントとなった。
会場では、最初に上海市民俗文化学会長である華東師範大学の仲富蘭教授が中国伝統の祭日「端午節」の由緒等について講義。その後、各参加者は、ちまき作り体験や伝統衣装の着付け体験、中国の民俗展示コーナーの見学など、それぞれの会場に分かれて端午節ならではのイベントを体験し理解を深めた。
上海日本研究交流センターは、日中関係や日本の政治、経済、社会、文化等の状況を研究し、両国の交流促進を図ることを目的として2009年に設立された上海市の外郭団体である。また、今回のイベントの担当者である同センターの庄梁副部長は、2005年度に長崎県立大で研修を受けた経験を持つ長崎奉行(※)でもある。
今後ともこのようなイベント等に積極的に参加し、本県と中国の人脈強化や各種交流促進につなげていきたい。
※長崎奉行 本県に一定期間居住し、県政の推進に寄与した方々が県外に転出する際に、県が長崎県のPR役「長崎奉行」として任命する制度。1988年に任命を開始し、現在国内外で627名が活動中。(うち中国人関係は62名)