8月4日(月)、上海市内のホテルにおいて、長崎県は、1996年から友好交流関係を締結している上海市との交流を推進するため、今年度の具体的な交流内容を確認する友好交流項目協議書の調印を行った。
今回の調印式では、長崎県の松川久和文化観光物産局長と上海市の祝偉敏外事弁公室副主任が協議書に調印。協議書では、両県市が行政、経済、教育、観光、文化、民間交流等、各分野の広範な交流により双方の発展を図ることとしている。
調印式に先立って行われた両県市の意見交換では、松川局長が昨年11月の長崎県訪問団への対応のお礼を述べるとともに、中国長崎同学会(留学生同窓会)の立ち上げや、孫文と梅屋庄吉の友情に学ぶ日中「孫文?梅屋庄吉」塾の開催など、新たな交流の推進について、上海市の支援?協力を依頼した。
近年、日中両国の政府間の関係は冷え込んだ状況にあるが、こういう時期だからこそ、日中間で最も近い距離にある本県と上海市が、これまで以上に各種交流を推進することは意義がある。引き続き、両県市の交流の取り組みが加速していくよう、弊所としても積極的に対応していきたい。