? ?１２月１５日（月）～１９日（金）までの５日間、上海において、長崎県高校教育課が主催する「東アジア高校生友好キャリアアップ事業」が開催された。

　本事業は、本県の将来を担う高校生の視野を広げ、国際的な視点や豊かな人間関係を築くコミュニケーション能力を有する人材の育成を図ることを目的としており、長崎県内で選抜された高校生５９名が参加した。研修では、農業?水産、工業（製造）、工業（建設）、商業、理数の５コースに分かれて上海の現地日系企業等への訪問や上海市の高校生との交流が行われたほか、日系コンサルタント会社の講話、長崎県出身者とのディスカッション等が行われた。

　 研修生一行は、(株)安川電気やコクヨ(株)などの日系大手企業の現地法人のほか、本県企業関係では、(株)宝広告社〔佐世保市〕や(有)秀工社〔諫早市〕、中興化成工業(株)〔松浦市〕などの現地法人、(株)アンドメンタル〔長崎市〕の現地提携病院、長崎鮮魚の輸入販売を手掛ける上海大菱食品有限公司、当事務所なども訪問。中国現地の生の状況や取組内容、日中関係に携わる思いなどの説明を受けた高校生は、「現地経営者の熱い話を聞き鳥肌が立った」「今回の体験を将来の参考としたい」と話すなど、充実した様子だった。

? ?今回の取組は、本県の国際的な人材育成の観点においても大変有意義な事業であり、当事務所としても今後も引続きサポートに尽力したい。