講演する鈴木政策監
??去る4月20日(水)~22日(金),上海市の東郊賓館にて、国際EVパイロットシティフォーラム(電気自動車(EV)先進都市と産業開発に関する国際フォーラム)が開催された。これは、国際エネルギー機関(IEA)の主導により、世界中の電気自動車の普及先進国?先進都市(EVI)が集まり、各国?都市の取り組みについて情報交換を行うとともに、相互の連携協力について議論を行う会議である。昨年秋のパリに続き中国?上海市で開催された今回は、上海モーターショーの開催に併せ、中国科学技術省(MOST)の全面的なバックアップにより、3日間に渡り多くの参加者を集め盛大な会議となったことから、EV普及にかける中国当局の意気込みがうかがえる。 | |
??EVI各国代表者(今回3ヶ国が加わり13ヶ国とIEAにより構成)による会議、次世代自動車リーダーシップフォーラム、上海市嘉定区の上海国際自動車特区の視察見学、そして各国?各都市による事例紹介と今後の連携協力に関する議論と濃密な内容であった。神奈川県と並び日本を代表する都市として、本県から産業労働部鈴木政策監が講演を行った。 | |
??鈴木政策監は、500人以上もの聴衆と多数の報道陣を前に、東日本大震災に対する支援への御礼と上海航路に関して述べた後、世界的にも先進的な取組みである「長崎EV&ITS(エビッツ)プロジェクト」について紹介を行った。16の世界各都市からの発表の中でも、100台規模のEVと7千件を超えるEVレンタカー貸出件数についてデータ収集とその分析を行っている本県の取組みは非常に大きな関心をもって受け止められたようである。 |