3月7日(土)、北京市の長富宮飯店(ニューオータニ)において、長崎鮮魚の北京アンテナコーナーの移転オープンを記念したレセプションが開催され、弊所から宮崎所長が出席した。
2013年5月に開設された長崎鮮魚の北京アンテナコーナーは、年々取引量が増え、手狭になったこともあり、今年3月に北京市内において移設設置されたものである。新たに設置された場所は、市内豊台区の京深海鮮市場水産市場内にあり、早朝からの取引も対応可能となっている。
今回のレセプションは、上海大菱食品有限公司および長崎魚市(株)の主催、長崎県水産物海外普及協議会および浙江省大洋世家股份有限公司、浙江大菱海洋食品有限公司の共催、長崎県および長崎市、日本国大使館の後援により開催された。レセプションには、北京地域の高級ホテル、レストラン、小売等のバイヤーなど約100名が出席。来賓として、日本国大使館の伊藤優志参賛などが出席した。本県からは長崎魚市(株)の呉永平総合企画部長、チョーコー醤油(株)などが出席したほか、県の増本正幸水産加工?流通室長や物産ブランド推進課の百田成玉主任主事、長崎市水産振興課の富永真一技師などが出席した。
会場では、長崎鮮魚や水産加工品、調味料や清酒、焼酎、五島うどん、波佐見焼陶磁器などの本県産品が壁一面に展示されるとともに、約80㎏の長崎県産マグロの解体ショー、マグロの寿司「早にぎり競争」などが行われるなど、来場者の注目を集めていた。
上海大菱食品有限公司の曽波総経理は挨拶で「2005年の長崎鮮魚の中国輸出以降、現在では中国35都市の22の直営店、550店舗の飲食店において安定的に継続販売している。特に近年は北京市場の伸びが著しい」と述べ、伊藤参賛は「アンテナコーナーを見学したが、清潔感溢れる店舗だった。今後も期待している」、李文亮前総領事は「長崎県は美しい自然環境に恵まれており、皆さんに新鮮で美味しい長崎鮮魚を食べてもらいたい」などと述べた。
弊所としても関係者と連携しながら長崎鮮魚をはじめとする本県産品の更なる市場浸透を図りたい。