3月28日(土)、中国海南省で開催された「ボアオ?アジアフォーラム2015」に長崎県の中村法道知事が出席した。
このフォーラムは世界各国の政府要人や企業経営者、学者、NGO代表など、政府や民間のハイレベルの人材が毎年中国海南省のボアオに集い、アジアや世界の経済動向や金融政策、諸問題等について討議が行われるものである。
今回のフォーラムへの出席者数は3000人を超えたと言われ、日本からは企業の代表者等で構成される日本団(団長:福田康夫元首相)に中村知事が加わる形で総勢32名が出席した。今回の中村知事の出席は、程永華駐日中国大使の推薦により福田元首相の特別ゲストとして同フォーラムから招待を受けたことによるものであり、日本の地方自治体知事としては同フォーラムへの初めての出席となった。
当日の開幕式においては、福田元首相がフォーラムの理事長の立場で歓迎挨拶を述べ、続いて中国の習近平国家主席が基調講演を行った。
開幕式に先立ち、習主席と日本団との記念写真の撮影が行われた。中村知事は事前に覚えた中国語で習主席に話しかけ、それに対して習主席は笑顔で頷きながら中村知事と固い握手を交わした。
今回、中村知事が当フォーラムへ出席したことは、本県の中国との長年の友好交流の積み重ねが中国側に評価されていることを示している。今後も本県と中国の友好交流が促進され、互いの関係がより密接になるよう努力したい。