6月15日(月)、上海市において、長崎県?上海市?釜山広域市3都市交流担当課長会議が初めて開催された。
長崎県と上海市は1996年に友好交流協定を締結し、上海市と釜山広域市は1993年に友好交流協定を締結したが、昨年3月に長崎県と釜山広域市が友好交流協定を締結したことにより、長崎県と上海市、釜山広域市のそれぞれが友好交流関係を有することになっている。
今回の会議は、本県の発案により、3都市によるトライアングル交流を進めるための第一歩として3都市の担当課長が初めて一堂に会して開催されたものである。
会議には、上海市から、上海市人民政府外事弁公室アジア大洋州処の葉靚処長、徐潔副処長などが出席し、釜山広域市からは、釜山広域市国際協力課の崔基園課長、上海事務所の李致煥所長などが出席。本県からは、長崎県国際課の古謝玄太課長、ソウル事務所の鈴木史朗所長、弊所の宮崎大誠所長などが出席した。
会議では、青少年交流をはじめ、文化、スポーツ、観光、環境、福祉等幅広い分野に関する提案があり、熱心な協議が行われた。今後は、現在上海市と釜山広域市とで行われている青少年交流、スポーツ交流、文化交流への長崎県参加の可能性についての積極的な検討等を行うことで一致した。また、次回の会議は長崎県で開催することが決定された。
本県としては、友好関係にある日中韓の地方政府が様々な機会を捉え、交流と連携を深めていくことは、それぞれの地域の発展に大きく寄与するものであるものと考えている。今後も上海市、釜山広域市との友好交流関係を大切にしながら、さらに交流を促進させていきたい。