11月14日(土)、蘇州市において開催された蘇州国際剣道オープン大会に島原高校女子剣道部が出場し、弊所から宮崎所長が応援に駆け付けた。
この大会は、中国剣道連盟(CKOU、于汀会長)が昨年に引き続いて蘇州市で主催したもので、今年は在上海日本国総領事館や日本貿易振興機構上海事務所、島原市剣道協会および弊所なども後援。同剣道連盟に所属する中国各地の剣道選手約350人が集まり熱戦を繰り広げた。
本県関係では、島原高校の剣道部顧問である渡邉孝経教頭が率いる剣道部の女子生徒3名のほか、島原市剣道協会の太田清敏副会長、橋本卓也副理事長が参加。また、昨年に引き続き、筑波大学大学院の香田郡秀教授(剣道教士八段、長崎市出身)が大会の審判委員長を務め、同大学院の渡邉孝士郎氏(島原市出身)も審判を務めるなど、本県の存在感が高い大会となった。
14チームが出場した女子団体のトーナメント戦において、優勝候補と目された島原高校チーム(先鋒杉本、中堅竹中、大将藤崎)は、全員が1本も落とさない圧巻の内容で優勝した。
今年5月に東京で行われた第16回世界剣道選手権大会において、直前に島原で強化合宿を実施した中国チームはベスト8まで勝ち上がるなど、中国剣道は近年の剣道愛好者数の急増とあいまって勢いに乗っている。
本県としては、このような中国剣道と本県の縁を大事にしながら、剣道をはじめとするスポーツ等の日中間の民間交流がさらに促進されるよう積極的に対応していきたい。