10月19日(月)、前長崎県知事の金子原二郎参院議員が、北京の中日友好協会から「中日友好の使者」称号を受称した。
今回の授与は、金子議員が1998年~2010年の長崎県知事(長崎県日中親善協議会会長)在任中に、19回中国を訪問するなどして本県と中国の友好交流促進に多大な貢献があったと評価されたことによる。1999年に福建省を初めて訪問した際には、福建省長代行だった習近平国家主席と面会するなど、知事時代の親交も深い。称号の受称は、本県では過去に髙田勇知事、故松藤悟日中親善協議会副会長(いずれも当時)以来3人目である。
北京の釣魚台国賓館で行われた授与式には、金子議員夫妻のほか、中国側は唐家璇中日友好協会長、宋敬武中国人民対外友好協会副会長、王秀雲中日友好協会副会長、楊宇外交部参事官などの政府関係者が出席。中国駐長崎総領事を務めた滕安軍元総領事や李文亮前総領事も同席した。日本側は日本大使館の山本恭司公使のほか、本県から松川久和文化観光国際部長などが出席した。
唐家璇会長は「1998年の揚子江大洪水の際と、2008年の四川大地震の際に、義援金を募るため街頭募金活動をされたことを我々中国人は忘れない。長崎県は古代から中国と緊密な関係にあり、その交流と協力の展開には感動させられる」と祝辞。金子議員は「この名誉ある称号は、私のみならず、長年に亘り中国との幅広い交流を続けてきた長崎県民全体にいただいたもの。一層の交流の拡大に尽くしたい」と謝辞を述べた。
本県としても、中国との交流に引き続き力を入れて取り組んでいきたい。