3月11日(金)、広東省広州市の孫中山大元帥府記念館にて「同仁:孫中山と日本友人梅屋庄吉」展の開幕式が行われた。日本からも梅屋庄吉の曾孫である小坂文乃氏が開幕式に出席し、弊所からは宮崎所長とスタッフの張例が参加した。
今年は孫文生誕150年の記念の年であり、中国全土で記念イベントが行われる予定である。孫文の故郷である広東省において企画されたこのイベントは、広州市の孫中山大元帥府記念館、上海孫中山故居記念館の共催と上海市対外友好協会の協賛により、3月11日(金)から4月1日(金)まで実施される。
会場では、辛亥革命を成功に導くため孫文を支援した梅屋庄吉の生涯を紹介したパネルのほか、上海孫中山故居記念館の常設展示場から特別に貸し出された展示物、さらには、小坂氏が日本で保存している孫文と梅屋庄吉の友情の証となるゆかりの品々が多数展示された。
11日の開幕式においては、小坂氏のほか、在広州日本国総領事館の齋藤法雄総領事夫妻も出席。中国からは欧彩群広州市文化広電新聞出版局副局長など約50名が同席した。開幕式終了後には、小坂氏による「孫文と梅屋庄吉の友情」をテーマとした講演会も行われ、二人の友情が日中友好に大きく関わった歴史を紹介した。
弊所としても、梅屋庄吉をはじめとする日中交流に大きく寄与した本県ゆかりの人物を広く顕彰しながら、本県と中国の更なる交流推進を図っていきたい。