2016年5月23日(月)~27(金)日、中信集団の傘下企業代表者からなる第二回九州交流視察団が長崎県と佐賀県を訪問し、当事務所スタッフの張例が長崎県の行程に一部同行した。
中信集団は、現在、中国最大規模の複合企業グループであり、その傘下企業である上海中信旅行社は、近年の中国人観光客の訪日旅行の急発展を受け、2014年に九州観光部を設立し、本県をはじめとする九州各地への送客に熱心に取り組み、実績を積み上げてきた。
しかし、本年5月に発生した熊本地震の影響で、同社の九州観光ツアー客のツアーキャンセルが相次いだ。この訪問団の九州訪問は、今回の地震では長崎県内の直接被害はほとんど無く、地震直後も公共交通機関や、市民生活などは通常どおりに動いていることなどを中信集団の代表者等が確認し、安全?安心の九州観光環境を中国でも広く周知することを目的に実施されたものである。
視察団メンバーは、羅良剛中信旅遊(上海)総経理をはじめ、中信銀行、中信出版社、中信保険会社、情報関係会社などの代表者10名で構成。5日間のコースを通して、いずれも現地の旅行環境に問題がほとんどないことを確認した。特に、24日早朝に行われた平戸漁師体験に対して、「中国では大変珍しい体験で大満足した」という感想が多く聞かれた。
今回の訪問を契機として、本県の観光環境の安全性を多くの中国人に理解してもらうとともに、中国からのさらなる観光客誘客を推進していきたい。