長崎県の環境関連企業による技術紹介プレゼンテーションの模様
| ???さる９月２１日（金）、上海市科学技術会堂において、上海市コンサル業行業協会及び長崎県上海事務所の共催による『上海―長崎省エネ環境保護及び環境産業技術交流会』が開催された。 | |
| ???中国は急速な工業?経済発展に伴い、水質汚染などをはじめ環境問題が深刻化しており、中国政府もこの問題を重視、２００６年度から２０１０年度までの政府目標である「第１１次五カ年計画」～（５年ごとの中国経済建設計画）の中にも、《資源利用効率を大きく向上させ、単位GDPに対するエネルギー消耗量を、第１０次五カ年計画（２００１～２００５年）末期より約２０％下げ、生態環境の悪化をほぼ抑制し、耕作地の減少を効果的に抑える。》とあり、「省エネ?排出抑制」が政府の重要な一つの行動目標として取り上げられている。 | |
| ???このような背景のもと、優秀で特色のある環境関連企業を今後大きく成長すると見込まれる中国市場に売り込むビジネスチャンスの契機とするため、長崎県上海事務所は県産業労働部とのタイアップにより、『上海―長崎省エネ環境保護及び環境産業技術交流会』を朱瑞芬（しゅ?ずいふん）上海事務所顧問の企画?コーディネートにより実施することができた。 | |
| ???この交流会の趣旨は、長崎県内企業の優秀な省エネ、環境保護産業の技術及び製品の紹介を通し、省エネ?環境保護分野における長崎県及び上海市の両地間の関係者?関係機関の技術交流とビジネス協力の促進、人脈ネットワークの架け橋を構築することであり、これを契機として、ひいては両地間の経済貿易、観光、産業、国際交流等各分野の活動が総合的に促進、展開されることを目指すものである。 | |
| ???会の主な内容は、上海事務所長より本県の中国との歴史的?地理的なつながり、中国に対する情熱や取り組みの全体的な紹介後、長崎県産業労働部新産業創造課中村主任より、長崎県の省エネ?環境保全についての対策や取り組みを紹介、そして本県から参加した各企業のプレゼンテーションでは、閉鎖性水域での水質浄化技術代表企業である、「株式会社マリン技研」、「吸着技術工業株式会社」、「株式会社マサキエンヴィック」の３社が中国側の来場者に対し技術?製品の紹介を行い、来場者から多くの関心を集めた。 | |
| ???上海市側の出席者は、主催者代表として陳積芳（ちん?せきほう）上海市コンサル業行業協会副会長（上海市科学技術協会副主席）をはじめ、上海環境保護工業行業協会の代表者、上海市エネルギー協会秘書長、上海エネルギー情報ネット、上海科学普及ネット（上海科学技術報）、上海科学院、上海技術交易所、及び関係企業の代表者およそ９０名が参加した。 | |
| ???この『上海―長崎省エネ環境保護及び環境産業技術交流会』の開催経緯としては、主催側の陳積芳（ちん?せきほう）上海市コンサル業行業協会副会長（上海市科学技術協会副主席）が、元上海市「科学技術委員会」の幹部であり、同様に上海市「対外経済貿易委員会」の幹部であった朱顧問と「対外経済貿易と科学技術の発展?普及は不可分の関係」として、長年の業務関係の友人であったことにより、科学技術デーの一環として本県環境産業の振興のため本県単独で開催することができた。 |
