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タクシーには「請慢慢走」と声かけを |
~上海での危険回避の方法、医療事情についてアドバイスいただければ
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一番の危険は、上海に来て皆さん感じられることでしょうが(笑)、交通ルール無視による交通事故です。特に、タクシー乗車中に交通事故に遭遇してしまうケースが多いです。それも、相手方による加害事故より、乗車したタクシーの無謀運転による自損事故が多く、私も3回経験しています。 |
これを避けるためには、運転手をせかさず、「請慢慢走、不用着急、安全第一」と声をやわらかくかけてあげることです。また万が一を考え、常にシートベルトを着用することも大切です。医療事情については、年々水準が上がってまして、日本人が行ける病院の数も増えています。日本に比べ極端に医療水準が低いということもありませんので、通常の病気、けがについては当地で治療可能です。ただし、日本の総合病院のような、全ての医療科目で医者と設備が整った病院は、残念ながらまだありません。ですから、日頃から症状別に良い医者がいて、設備もしっかりしているところをある程度調べておくと良いでしょう。緊急時のため、24時間開いている病院を一つは知っておくといいと思います。 |
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苦労された北京時代 |
~ご苦労話があれば |
前回駐在した北京時代と比べると、特に苦労はありません。仕事面についても、日本語または英語が堪能な若いスタッフが育っており助かっています。 |
アジア地域での駐在は上海で3カ所目ですが、日本、特に長崎と近いこと、生活環境、子弟の教育環境、気候、風土等トータル的に見て駐在都市として最も気に入っています。 |
18年前の北京駐在時には、苦労は多かったです。当時は外国人用アパートがなく、新婚時代はキッチンのないホテル暮らしでした。それで、よくバスルームをキッチン代わりに使っていました。また、開放政策が始まったばかりでしたので、中国人の友人と個人的に交流を持ったり、お互いの家を訪問しあうことは難しかったです。 |
仕事上でも他の都市へ出張の際には、必ず当局から「国内旅行許可」を取らなければいけませんでした。そういった手続きで、出発するまで実質3日ほどかかり、大変面倒でした。さらに飛行機で出張する場合、出発地で片道航空券しか買えず、帰りの分は出張先でしか買えませんでした。ですから、戻りの予定は目的地に着いてでないと分かりませんでした。その時代から比べると、現在の上海生活は夢のような状況です。 |
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支店開設が目標です |
~最後に今後の展望についてお聞かせください |
現在中国の保険市場も開放政策が進んでますので、まずは損害保険業務ができる地域に、支店を開設することが目標です。それと、先に述べました保険業務面の他に、文化活動などで中国社会に貢献することも大切と考えています。< |
文化活動としてこれまでに、「東方思想学術シンポジウム」を開催したり、上海8大学の日本語学科生参加の「日本語弁論大会」の協賛を毎年行っています。これからも日々発展していく中国、上海に対し様々な面で貢献していければ、と思っています。 |
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( 取材にご協力いただきありがとうございました。) |
(写真:女性スタッフの皆さんと)
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