11月30日(水)、長崎県上海事務所は上海市政府外事弁公室主催の「崇明島経済状況視察」に参加した。同視察会は毎年上海市政府外事弁公室が、中国で注目されている都市を在上海の日本自治体事務所に紹介することを目的に開催している。今年は、上海市にある崇明島を紹介。友好交流都市である長崎県をはじめ、姉妹都市の横浜市、大阪市、大阪府など全14自治体が参加した。
崇明島は、長江から流れ出た土砂が積もった沖積島で、台湾、海南島に次いで中国で三番目に大きな島で、面積は約1,225平方kmある。現在積極的な開発が行われており、2009年に上海長江大橋と長江トンネルが開通したことで、上海市中心部からのアクセスも非常に便利になっている。
今回の視察では、現在造船業を積極的に誘致している長興島や自然保護区などを見学した。見学の後には崇明島副県長を始め政府関係者や地元の経済界の代表者などとの会議が開催され、崇明島の概況案内や今後の方針や産業政策などについて、積極的な意見交換が行われた。
今後、崇明島の開発は生態系の整備を目指し、中国のエコ都市のモデルとなることを目標にしている。産業関連については、海洋関連工業にも力を入れていくため、造船業の盛んな長崎県企業とのビジネス交流の可能性も秘めている。
長崎県上海事務所では、今後も崇明島政府との関係を維持していく方針である。崇明島に興味のある方は、弊所へ是非お問い合わせいただきたい。
上海市政府外事弁公室主催「崇明島経済状況視察」に参加