9月30日(金)、長崎市の長崎歴史文化博物館で特別企画展「孫文?梅屋庄吉と長崎」の開会式が華やかに執り行われた。
本展は辛亥革命100周年に合わせて開催されるもので、10月1日から来年の3月25日までの約6ヶ月間、辛亥革命を主導した孫文、そして孫文を物心両面で支援した長崎出身の実業家?梅屋庄吉に関する資料を中心に約400点が展示されている。
開会式には中村知事や辛亥革命100周年記念行事日本実行委員長の福田康夫?元首相など日中の関係者約300人が参加。主催者を代表し中村知事が「中国各地からもご出席を賜り、感謝申し上げるとともに本県と中国との友好交流の歴史の重みを実感している。『受け継がれる交流の架け橋』をテーマとするこの企画展が、日中両国の人々に夢と希望を与え、友好交流の絆がさらに強まる契機となることを祈念する」と挨拶。福田元首相も「特別企画展が、孫文を生涯変わらぬ友情で支援し続けた梅屋庄吉の故郷、長崎で開催されることに心からお祝い申し上げる。百年前の辛亥革命を巡る日中の交流の歴史と先人たちの足跡を、この企画展で思い起こし、より良いアジアの未来をともに創っていくことを願っている」と述べた。
また、会場となった長崎歴史文化博物館のエントランスにおいて、中国政府から長崎県へ贈られた「孫文と梅屋庄吉夫妻像」と長崎県が上海市へ寄贈する「梅屋庄吉像」が披露された。
特別企画展「孫文?梅屋庄吉と長崎」華やかに開幕