無錫精華咨詢服務有限公司

2002年11月122号

無錫精華咨詢服務有限公司?
(エリートコンサルタントサービス有限公司)
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董事長?総経理  山口 輝光(やまぐち てるみつ)氏

中興ゴルフクラブ内「日本料理ふるさと」にて 中興ゴルフクラブ内「日本料理ふるさと」にて

プロフィール
山口 輝光 1954年 9月5日 高来町出身 48歳
1973年 大学卒業
1973年 ヒルトンホテル入社、その後、ザ?ホテル横浜、エルシー、飯田橋エドモントホテル、香港日航ホテル、マレーシアパンパシフィックホテル(東急系)を経て、
1994年 無錫大飯店(東急系)に出向を命じられ無錫へ。
1996年 エリートコンサルタントサービス有限公司を開業。
現在に至る。
趣味:ゴルフ(HC8:100ラウンド以上プレイ)
家族:妻、長男:日本在住、次男はアメリカで生活。
● 世界NO1技術集団日系の中小企業のお役にたちたい!という気持ちで一杯です
~中国進出のきっかけを教えてください。
??????私は、大学でホテル学を専攻し、ホテル業を専門としてきました。東京のヒルトンに入社以来、4つの日本のホテル、香港日航ホテル、マレーシアのパンパシフィックホテル(東急系)と渡り歩き、東急と無錫市旅遊局、中国の投資会社の合弁ホテルである「無錫大飯店」へ中間管理職として出向し順調にホテルの業務改善とお客様にご満足頂けるよう努力してまいりましたが、合弁(会社対会社)の難しさとサラリーマンとしての限界を知りスパッと東急を辞めました。
??????私には、幸い香港日航で仕事を始めてから約9年の海外勤務経験がありましたし、ホテルでマネジメントの経験と自身、無錫大飯店時代に知り合った無錫政府とのコネクション、無錫での経験と勉強を活かし少しでも外資企業のお役にたちたく会社を設立しました。当時、多くの中小企業の方々が中国での会社経営に苦労されていました。なんとかそれを助けてあげたい。こういう思いが私を無錫に残らせたのです。「地べたにはいつくばってでも、日系企業を助けますよ」という気持ちでいっぱいです。
● 無錫、江陰でのビジネスは私にお任せ下さい!
~コンサルティング業者の活用法を教えてください。
??????中国ビジネスの鍵は「いかにしっかり道案内してくれる人を見つけるか?」ということです。一番は、「信頼できる中国人のパートナーを見つけること」であることは間違いないのですが、もし見つけることが出来ないのなら、それはもうコンサルティング業者に頼るしかないと思うんです。
??????では、どのコンサルティング業者を頼るか?と言えば、一般的には大手と考える人が多いでしょう。しかし、私には、大手のコンサルティング業者の横暴が非常に目に付きますね。例えば、大手コンサルと中国側のオーナーが結びついていて、中国側に良いように契約書を作っていたり、進出後のケアがなかったり。そのため、問題が起きてしまい「だまされた」と言って私を頼ってくる方も多いですね。まあ、「大手を選ぶな!」と声を大にして言っても仕方がないことは分かっています。もちろんしっかり仕事をする大手もあるのは事実です。しかし開業する際は、その土地のことを熟知し、しっかりとした人脈を持ったコンサル業者にお願いするのが一番です。私は無錫と江蘇省江陰市でのビジネスには絶大なる自信を持っています。無錫や江陰市でビジネスを考えている方は私を頼ってもらえば間違いありません。ですから上海のコンサルティングを私にしろと言われてもできません。上海には上海を熟知した私のような人がいるはずです。「そういう人にコンサルティングはまかせなさい」ということです。
● いかに政治力を利用できるか?が肝心です
~エリートコンサルタント有限公司の「強み」はなんですか?
??????やはり、人脈が豊富であること。特に無錫の政府機関と太いパイプを持っているということが「強み」です。もともと、「無錫大飯店」に業務した時期に多くの人脈を作れましたし、なにより我が社の副社長の高校時代の先輩が政府関係者で、彼に非常勤の副社長に就任してもらったのが大きかったですね。これで、政府の人間との関係が強化されました。
??????中国は官僚制度が特に強い国です。ですから、中国では政治力を利用できる人には、大きなアドバンテージがあります。実際に政治力をうまく利用している企業は経費削減などで利益をあげておられます。弊社は、この政治力を悪用、違法に使うことなく正式なやり方で使っています。中国政府はよく、理不尽な無理難題を押しつけてきます。そこをいかにうまく回避するか?これにはやはり、政治力をうまく使うことが必要です。人脈を使って、いかに解決できる人間にたどり着くことが出来るか?これが出来るか出来ないかで大きな違いが出てきます。実際に、そうやって多くの企業を助けてきました。無錫、江陰でのトラブルは我が社にお任せ下さい。また、アドバイスについても私が責任を持って行います。
● 食を充実させないと、良い仕事はできません
~今の無錫でされているビジネスについて教えてください。
??????本業のコンサルティング業以外に、オーナーとして日本料理店「ふるさと」を無錫大飯店と蘇州の中興ゴルフクラブ内に2店舗、それとラーメン店を「ふるさと」に併設しているのですが、このラーメン店をこれから1年内に、江蘇省内に10店舗ほど展開する予定です。また、日系の工場向けに食堂と弁当のデリバリーを行っています。食を充実させないと、人間いい仕事はできませんからね。
??????また、これも一年内に日本人向けマンションを無錫で開業する予定です。私はホテル業一筋でやってきました。ですから食住の大切さはよく分かっています。海外で生活する時には特に大切です。限られた環境であり、且つ単身赴任者が多い無錫ですから、心のケアまで出来る日本人マンションを作り上げたいと思っています。
??????このプロジェクトも現地の人達の協力なしでは成し遂げられないものだと感じています。中国は人と人とのつながりがもっとも必要な国です。これまでも、私は幾度となく中国人に助けられてきました。中国人を悪く言う人達がいますがそれは間違いです。そう思うのは、その本人が悪いんですよ。「中国人には義理人情がない」と日本人は嘆きますが、彼らは論理的なだけ。中国人と日本人ではものの考え方の尺度が違うんです。彼ら中国人を良い人にするのも悪い人にする人のも、その日本人次第ですよ。
● 少ない投資で大きな効果が期待できます
~無錫でのビジネスの良さを教えてください。
??????文化的な土地柄で教育が行き届いており、根本的に考える力を持った人材が豊富ということがまず挙げられます。且つ、上海などに比べれば、内陸部ですので当然人件費が安い。無錫は「リトル上海」と言われています。方言も似ていれば、商習慣も似ています。少ない投資で、上海に進出するのとあまり変わらない効果が上げられるのが一番の特徴であり、強みでしょう。
??????無錫の人は商魂たくましいですよ。金儲けの仕方を良く知っています。進出企業も「金儲けに来た甲斐」があると思います。ただし、油断をしてはいけません。油断をすれば根こそぎとられてします。そんな恐ろしさも持った都市です。
??????そうならないためにも、地場の情報ややり方を良く知った人からのアドバイスが必要なんです。まあ、これは無錫に限ったことではないですけどね。
● 明確な態度を取ることが重要です
~中国ビジネスのコツをお教え下さい。
??????これは、我が社でも実践していることなのですが、一人の人間に権限委譲をしてはいけません。指示を細かく与えて、仕事を細分化してやり、責任を各セクションで取らせることを心がけてください。組織系統をしっかりさせることです。ワーカーは管理職へ、管理職は総経理へと、報告、連絡、相談を段階を踏んで行わさせることが必要です。組織がしっかりしていないと、それぞれが自分勝手に行動してしまい、まとまらなくなります。また、日本的発想で、同じ地位に2人の担当をおき、競争意識を利用して切磋琢磨させようという考え方を持つ経営者が見受けられますがこれは間違いです。同じ地位に2人という体制は、責任の所在が曖昧になりますし、なにより、その担当に「この経営者は自分を信用していないから、もう一人同じ地位に人をおいているのではないか?」という疑いを抱かせてしまいかねません。中国人は論理的な国民です。一人をしっかりと信じているスタンスを取り、もし力量が不足なら明確な理由をはっきり言って、別の人物に変えるという方法をとるべきです。そうすれば、彼らも納得しますよ。明確な態度を取るということが重要な要素です。「良ければ褒める、悪ければしかる」この姿勢を貫く必要があります。例えば、売り上げなどが伸びた月には、その月に褒美として還元してあげるだとか、悪いことを行えば罰金を取るとか。「社内法」を作ってやることです。ちなみに、我が社のスローガンは、<時間を厳守><人の悪口を言うべからず><お互いを尊敬し一緒に努力する>です。これが、徹底、実践できれば、経営はうまくいきますよ。
??????また、社員からの悪口やたれ込みを聞き入れてはいけません。いちいち聞いていると、経営者が明確な判断が出来なくなりますし、なによりチームワークが乱れます。
● 独資をお勧めします!
~進出形態についてのアドバイスをお願いします。
??????合弁は100%すすめません。中小企業にしたたかな中国人と対等にやりあえる人材は少ない。うまく彼らをコントロールする術を知らないと、利益が上がらないばかりか、乗っ取られてしまうことにもなりかねません。
??????中国は昨年WTOに加盟しました。今後の規制緩和がすすめば、独資の方がやりやすいケースが断然増えてくると思われます。もちろん、合弁でうまくいくケースもありますよ。しかし、それは結果的良いパートナーに恵まれただけの話です。
??????独資だと情報が入らないとか営業が上手く行かない等の話が良くありますが、業種により少し異なりますが、今は環境が以前と異なっており販売や物流、資材購入はかなり楽になっていますし、簡単なことはインターネットで調べることが出来ます。日系企業間のネットワークもできあがっている。体力が弱って中国進出してきている企業の場合は、痛い目にあってからではもう遅い。そういう企業には、独資をお勧めします。
● 社運をかけて進出する気構えが必要です
~中国進出を考えている方にアドバイスをお願いします。
??????今後、中国でビジネスを考えるならば、社運をかけるつもりでやらないと今後は厳しいですよ。中国に出らざるをえなくて、出てくるケースが多い現状、失敗は許されません。会社のトップが陣頭指揮を取り、自らF/Sを作成し、自らが総経理としてマネジメントするべきです。良く「中国は息子にまかせる」というスタンスで臨む経営者がいますが、間違いです。基盤や人脈ができあがっている日本での経営こそ息子にやらせ、トップ自らが汗水流す必要があるんです。

董事長?総経理  山口 輝光(やまぐち てるみつ)氏 董事長?総経理  山口 輝光(やまぐち てるみつ)氏

とにかく日本的な考え方を捨てるべきです。官僚制度や稟議制度はなくさないといけません。中国には中国のやり方があります。日本のやり方は通用しません。文化、風習を理解して対応することが必要です。労務や人事なども中国人のスタッフからしっかりと中国のやり方を教わり、彼らからのアドバイスにも耳を傾ける必要があります。何事も相談して下さい。中国人に仕事をしやすい環境を作ってあげるることが必要です。しかし、技術的なことでは、ブラックボックスは中国人に分からないようにするという考え方でいるべきです。大事な心臓部は輸入税を支払ってでも輸入し、隠し通し、晒さないことです。

● タイムリーな判断力は欠かせません
~中国進出経営者の心得をお教え下さい。
??????「地場の成功者の意見」を理解して考えられることが必要です。自分の考えが凝り固まっていて、人の意見が聞くことが出来ない経営者には中国進出の資格はありません。また、「期」をみてタイムリーにジャッジメント出来ないとだめです。ユダヤ民族や華僑がなぜ、あれほど色々な地域で活躍できるのか?と言えば、世界の動きに敏感で、スピードにしっかりついていけるからです。いかに良いタイミングで良い判断が出来るか?これが肝心です。
● 申し分のない環境が整っています
~江陰市峭岐鎮とのご関係は?
??????現在、私は江陰市峭岐鎮招商弁公室の投資顧問としての肩書きを持っています。無錫の政府の人間から紹介されて、この職につきました。今、江陰市峭岐鎮では、工業区の開発を進めており、日系企業の誘致を行っています。インフラと道路については、ほぼ完成しました。江陰市も無錫同様の風土を持った土地です、港も備わっています。また、今後は峭岐鎮の近くに国際空港の建設も予定されており、非常に発展が期待される地域です。今後の日系企業の進出先の選択肢としては申し分のない条件が整っていると確信しています。もし、興味がありましたら、私に何なりとご質問下さい。
※中国経済最前線のコーナーで江陰市峭岐鎮工業区の投資案内を特集いたします。
● 無錫一のホテルを築き上げたい
~最後に今後の展開を教えてください。
??????将来は、ホテルを作り、私の本業であるホテルマネジメントに乗り出したいと考えています。今の私がいるのは、先ほども言いましたが、「無錫大飯店」時代のスタッフを含め、多くの中国人に助けられ、支えられてきたからです。東急の撤退に伴い、排除されてしまった、私が育てた中国人スタッフを呼び戻し、無錫一のホテルを築き上げたいと考えています。
??????そして最後の終着駅は、私が築き上げた会社を、社員の「生きる糧」として与えてあげたいと考えています。これが、社長としての私の使命であると思っています。
~ありがとうございました。
無錫精華咨詢服務有限公司(エリートコンサルタントサービス有限公司)
董事長?総経理:山口 輝光
住 所:江蘇省無錫市棉花巻74号101号
TEL/FAX:0510-276-4807
E-mail:Elitecom@pub.wx.jsinfo.net

董事長?総経理  山口 輝光(やまぐち てるみつ)氏 董事長?総経理  山口 輝光(やまぐち てるみつ)氏

 

 


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